長期安定的な分配金を生み出すストラクチャー

賃料スキームの概要

本投資法人が保有する太陽光発電設備を発電事業者である賃借人SPCに賃貸し、賃借人SPCから基本賃料と変動賃料を収受する、安定性とアップサイドを兼ね備えた賃料スキームを採用する予定です。

賃料スキームの概要

基本賃料と変動賃料を組み合わせた長期安定的な賃料スキーム

基本賃料
  • 本投資法人は、保有発電設備の実際の発電量にかかわらず、客観的な発電量予測値に基づく一定水準の想定売電収入を、基本賃料として受け取ります。基本賃料を設定することで、本投資法人の収益の安定化を図ります。
  • 基本賃料:予想売電収入(A)(注1)×70%-想定必要経費(注2)
変動賃料
  • 本投資法人の保有発電設備の実際の発電量が、基本賃料の基となる想定発電量を上回った場合、上振れした発電量分の売電収入から、オペレーター変動報酬及び実績連動必要経費を控除した金額を、本投資法人は変動賃料として受け取ります。変動賃料の設定により、本投資法人の収益力の向上及び投資主への還元強化を目指しています。
  • 変動賃料:
    1. 各月の実績売電収入(B)(注3)が予想売電収入(A)の70%以下の場合、変動賃料は発生しません。
    2. 各月の実績売電収入(B)が予想売電収入(A)の70%超100%以下の場合
      {B-(A×70%)}-オペレーター変動報酬-実績連動必要経費(注4)
    3. 各月の実績売電収入(B)が予想売電収入(A)を超える場合
      {(B-A)×50%+A×(100%-70%)}-オペレーター変動報酬-実績連動必要経費(注4)
積立口座
  • 天候不順その他の理由により売電収入が基本賃料を下回った場合も、直ちに本投資法人に対する賃料の支払いが滞ることのないよう、全ての再生可能エネルギー発電設備等の基本賃料1ヶ月分相当額をSPC口座に積み立てます。
  • SPC積立原資(注5):(B-A)×50%
  • 予想売電収入(A)=発電量予測値(P50)×買取価格
  • 想定必要経費とは、賃借人SPCに課される各種税金、オペレーター固定報酬その他の費用のうち、基本賃料に対応する想定必要経費として本投資法人と協議の上合意した金額をいいます。
  • 実績売電収入(B)=実際の発電量×買取価格(+出力抑制補償金+利益保険の保険金)
  • 実績連動必要経費とは、賃借人SPCに課される各種税金、オペレーター固定報酬その他本投資法人と協議の上合意した費用につき、実際に計上された必要経費(実費)が想定必要経費を超過した場合における当該超過分の金額をいいます(想定必要経費が実費を上回る場合は負の値になります。)。
  • SPC積立原資が負の値になるときはゼロとします。

賃料スキームのイメージ図

賃料スキームのイメージ図